製造工程

こちらのページでは弊社での製品製作の流れを一部ではございますが紹介させていただきます。

■.1ご依頼・御見積

お客様より御電話・メールなどでいただいたご依頼内容、納期に合わせ、素材や工法、 塗料をご提案させていただき見積を出させていただきます。 またデザインから制作、ご提案させていただくことも可能です。

■.2製図

ご依頼用に合わせ、加工用の図面を起こします。 イメージの把握や検証、NC機械使用の目的で3Dソフトによる図面制作が多くなっています。

■.3加工、仕上げ

条件に合った素材を使って制作を行っていきます。 代表的な素材の仕上げを下にまとめました。

スチロール加工仕上

比較的安価で重量も軽く切削もしやすいところが特徴です。
他の素材に比べると耐久性が弱いため 形状を削りだした後、水性の下地材や2液性ウレタンを塗布して強度を上げてから塗装を行います。

FRP加工仕上

スチロールや、ねんどで作られた原型を型どりして強化ガラス繊維という樹脂とガラスの混合物で複製する技法です 大型の造形物を軽く強く作ったり、同じものを複数作るときに有効です。

3Dプリント出力仕上

3Dプリンターで出力されたものを仕上げる方法。 積層痕と呼ばれる横線が出るのでサーフェィサーなどで埋めて仕上げます。 小ロットで複数必要な場合比較的安価に製作できるメリットがあります。

■.4塗装

塗装は均一できれいな面が出しやすいスプレーガンを使った方法と、刷毛やローラーなどでテクスチャや凹凸をつける塗る方法などがあります。 下の項目では塗料の種類をまとめました。

水性塗料

水で希釈できる塗料。水に溶けているわけではなく、水と塗料が混合している状態で乾燥すると溶剤を使わないと落ちることはない。 溶剤が使えない素材で使う。環境負荷が低く扱いやすい。

油性塗料

ラッカーシンナーで希釈する塗料。薄い塗膜が形成しやすいため、グラデーションが出しやすい。使用用途や含有される樹脂によってたくさんの種類がある。

2液性ウレタン塗料

主剤、硬化剤、溶剤で構成される塗料。強度と耐久性が高いためアート作品に用いられることが多い。 塗膜に厚みがあり、艶やかな光沢を出しやすい。色の数が多くないため繊細な色わけは難しい。

■.5完成・納品

完成後、お客様のご確認を経て梱包納品もしくは現場設置となります。

■.制作実例