代表挨拶

effective next ひとりひとりが影響し合いその価値を高めていく

「丁寧に急がば回れの積み重ね」

「造形」は人間が誕生した太古の時代から存在し、人間がいる限りなくなるものではありません。人間が造形を創る意味を考えながら、我々は、ひとり一人、仕事に対して向上心を持って真剣に取り組み、向上していくための努力を毎日積み重ねて、お客様やその先にいる多くの方々に感動を与えていくことを使命にしています。

こういうことを通じて、個人それぞれが「内部的なヴィジョン」を構築できるようになり、そこに風土が生まれ、会社の文化となっていきます。すぐには難しいと思いますが、若いクリエーターが、ある段階になるとそれが出来てくるようになり、社員の根本理念が芽生えて来ます。すると会社と社員の根本理念が重なってきます。こういう工程を大切にし、ひとり一人が、「丁寧に急がば回れの積み重ね」が出来る環境を創り続けることが経営者の役割と考えています。

 また、我々の技術力の根本は、単にテクニックを上達させることではなく、「相手の気持ちと向き合い、理解する努力をして、表現する」ということになります。サービス業のように、時代とクライアントの思いを感知して創作し、究極までに完成度を高めていきます。こういった作業は、私たち日本人の優れた能力の一つです。ラッキーワイドは、将来にわたり、素晴らしい能力を発揮できる場を、創り続けていくと共に、後世に伝承し、世界へ向けて発信し続けていきます。

<経営理念>
・我々は、崇高な物作りを通じて、人々に感動を与え、広く社会に貢献し、未来(世界)の文化に深く関わらせていただきます。
・的確に時代を感知し、どのような困難に対しても前向きに対処し、妥協は許さず社会に必要とされる作品(文化)をつくります。
・周りの人たちと助け合い、健康に留意しながら、作る気力と人格を養います。

株式会社 ラッキーワイド 代表取締役
吉澤 広寿

<代表略歴>
1955年7月6日、青森県弘前市に生まれる。 現在の代表取締役の吉澤広寿は、中学生のころから彫刻家を志し、 大学入学前に近現代日本の代表的な彫刻家である柳原義達氏に師事しデッサンを学ぶ。 そして日本大学芸術学部美術学科彫刻科に入学し、4年生のとき、新制作協会展にて「流れを見る人」が入選する。 その後、研究生としてフランスのボザールに留学し、彫刻家セザールの元で彫刻を研究し帰国。 帰国後、彫刻家の土谷武教授に日本大学芸術学部にて変わらず師事した。

28歳のとき、芸術学部の先輩や仲間と一緒に元郷2丁目のアトリエで創作活動を始め、 1985年には、「クワガタ」が神戸具象彫刻大賞展に入選。 その後、企業からの直接取引の要望が多くなり、アトリエ・ヨシザワを設立。現在の会社の方向性が固まる。

平成3年3月6日に株式会社ラッキーワイド設立。 ラッキーワイドの社名は、代表の名前「吉澤広寿」から採ったものである。 この年は、代表の祖母と父が亡くなり激動の年となる。 火災事故の責任問題、バブル経済の崩壊をきっかけにした取引先倒産による売掛金の焦げ付き等が相次ぎ、 当社存亡の危機となる。

その後、お客様との信頼を築く技術力の蓄積、優秀な従業員の入社と成長、 信用の築き方など、会社発展のための方法論を独自に開発し、厳しい時代を乗り越える。 この時期の経験が現在のラッキーワイドの基礎となり、現在でも変らず、 従業員全員で「経営理念」として意識して取り組まれている。